インタビュー INTERVIEW

携帯基地局工事を 総合的に管理する力

現在の主な業務内容を教えてください。

現場を取り仕切る現場代理人として、NTTドコモ様、JMCIA様の携帯基地局工事を管理しています。モバイル部門は、携帯基地局の新設はもちろん、既存の基地局に新たな設備を追加するような規模の小さな工事から、クレーンで中継設備を建てる大規模工事まで、さまざまな工事を担当します。スムーズに工事が進むよう、業務管理アプリなどで常に工事進捗や安全管理を確認するほか、天候によっては作業を中止する場合もあるので、現場の天候チェックも欠かさず行っています。

仕事でやりがいを感じる瞬間や、楽しいところは?

お客様への説明や、図面変更に伴う設計作業などを行うこともあります。施工に関わるさまざまな業務を経験しながら、総合的にスキルアップができるところに魅力を感じます。モバイル部門に配属されて4年ほど経ち、あらゆる知識が広く、深く身に付いてきたと感じる場面も多くあり、うれしく思っています。

工事の最後の工程である「施工」を担当することになるため、工事の「最後の砦」という自覚を持って、細かな変更や調整などにも対応するようにしています。

先輩や同僚との関わりの中で、印象に残っていることを教えてください。

「15年ほど前は、鉄塔の上での夜間作業を当たり前に行っていた」という、先輩の体験談です。自分も鉄塔を登ったことがあり、「なんて大変な作業なんだ」と思うと同時に、すごいなと思ったことを覚えています。個人的に、通信事業部の中で最も大変な現場作業は、冬の鉄塔での現場作業だと思っています。協力会社の方に対して常に感謝の気持ちを持ちながら、「無理な作業があればいつでも言ってください」と伝え、安全に工事を進めることをより意識するようになりました。

また、冬山の携帯基地局で作業を行うことになり、スノーモービルに機材をつないで現場に向かったことも、雪国ならではの思い出として記憶に残っています。

今、力を入れていることや、今後の目標を教えてください。

今まではNTTドコモ様の工事を担当することが多かったのですが、今年からJMCIA様の工事を担当することが増えました。JMCIA様の工事は、携帯向けの通信回線事業者の電波をまとめて出すための設備工事で、道路トンネルや都市圏の地下街、地下鉄などで主に工事を行います。現場で担う作業に大きな違いはありませんが、作成書類など細かな手続きの部分が異なるので、現場経験を重ねて学んでいきたいと思います。

また、営業や積算、保全業務など、経験したことのない業務にも積極的に関わっていけたらと思っています。